新鮮に、飽きずに、生きていく和の家

新村憩さん・明日香さんご夫妻の住まいを訪れると、まず空気のやわらかさに驚かされる。玄関を開けた瞬間、心がすっと落ち着いて、ふっと肩の力が抜ける。ゆるやかに整えられた空気が、この家には流れていた。和の趣が随所に感じられる空間は、決して気取った“和風”ではない。住まう人の趣味や感性に寄り添いながら、自然に馴染んでいく、優しさのある和だ。土間から眺める坪庭、漆喰の壁に浮かぶ照明の陰影、そして季節の草花が活けられた花瓶。暮らしのなかの風景が、そのまま「憩い」を形にしている。こだわりは「流行りや廃りに左右されない、飽きない家という点。和にしたのも、毎日を新鮮な気持ちで迎えられるようにと思ったからです」と語るのは憩さん。目新しさよりも、永く寄り添える心地よさを大切にした家だ。

偶然の出会いから生まれた、確かな信頼

「家を建てよう」と明確に決めていたわけではなかった。きっかけは偶然の通りがかり。生しらすを食べに行く予定を変更し、たまたま通った道で気になる建物を見つけた。「なんだか気になるから行ってみよう」。それがアイジースタイルハウスとの出会いだった。印象的だったのは、担当についた営業の振る舞いだ。帰り際、車が見えなくなるまで深々と頭を下げて見送ってくれた姿に、「この人は信頼できる」と感じたという。営業が休みの日にもインスタで明日香さんの好みに合うインテリアのアイデアを探して送ってくれたり、宿泊体験では冷蔵庫にサプライズの誕生日ケーキを用意してくれたりと、心の通う対応が決め手となった。性能は他社もある程度担保されている中で、最後に残るのは「人」。そう語る憩さんの言葉からは、この出会いがどれほど大きな意味を持っていたかが伝わってくる。

ずっと住む家だからこそ、こだわる、整える

なかでも一番のこだわりは勾配天井のリビング。漆喰をグレーで塗ったあと、一本一本丁寧に木の板を貼る。大工による繊細な手作業が、憩さん自慢の美しい空間を生み出している。明日香さんは、モデルハウスでひと目惚れしたキッチンをそのまま再現。冷蔵庫の位置を隠し、生活感を感じさせない、すっきりとしたキッチンに仕上げた。「飽きのこない家にしたい」という憩さんの言葉通り、自分たちの“好き”を大切にした設計が随所に光る。
さらに家の庭は、ご夫婦の手が少しずつ加えられ、整えられてきた。明日香さんは初めてのガーデニングに夢中になり、憩さんは和風庭園をイメージして苔や石を選び、コーナーごとに異なる緑の景色を育てている。ご夫婦で楽しむ日々の手入れや季節ごとの設えが、住まいに静かな表情を与えている。

暮らすことで気づいた「地球品質」

住み始めて一年。家のなかで感じる“心地よさ”は、五感にじんわりと染み込んでくる。憩さんが話してくれたのは、素材に対する印象の変化だった。「僕はずっとマンションで育ってきたので、フローリングの人生だったんです。だから、ずっと冷たい床に慣れていたんですよね。でもこの家で初めて、冬でも暖かい無垢の床に触れて、“こんなにも無垢材っていいものなのか”と実感しました」。さらに、家具選びにも変化が生まれたという。「普段使っていた家具をこの家に置いたとき、ボンドのにおいがものすごく際立っていて驚きました。無垢の家にいると、化学製品のにおいにすごく敏感になるんです。それだけ天然素材の空気って、澄んでるんですね」。
無垢材の床のやわらかさ、漆喰の壁の優しさ、そして空気の匂い、それらの質感は、感覚に語りかけてくる。自然素材に囲まれて暮らすことで、知らず知らずのうちに「本当に心地いいものとは何か」に気づかされていく。新村さんご夫妻にとって「地球品質」は、特別なことではない。日々の暮らしの中で、自然とそうなっていった。自然素材の手触り、光と影の演出、そして庭を眺めながら語らう静かな時間。一つひとつの風景が、深く、豊かに響いている。

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